「ウィキペディアの『DNA修復』に、『DNA分子の損傷は1日1細胞あたり最大50万回程度発生することが知られており、その原因は、正常な代謝活動に伴うもの(DNAポリメラーゼによるDNA複製ミス)と環境要因によるもの(紫外線など)がある』という記載があります。」
「DNAは、水の分子と同じように、分子なのですか」と町会長。
「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『分子』に、『分子とは、2つ以上の原子から構成される電荷的に中性な物質を指す』という説明があります。」
「プラスやマイナスの電荷を帯びていると分子ではないということですか」と町会長。
「おっしゃる通りです。電荷を帯びているとイオンと呼ばれます。」
「イオンは、水素イオンのように原子1個でもイオンと呼ばれますよね」と町会長。
「おっしゃる通りです。」
「DNA分子の損傷は1日1細胞あたり最大50万回程度発生するのですか」と町会長。
「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『DNA修復』に、『DNAの損傷は、細胞内における正常な代謝の過程でも1細胞につき1日あたり50,000ー500,000回の頻度で発生し、また、様々な要因によりその発生頻度が大きく押し上げられることもある』という記載があります。」
「正常な代謝の過程でも、1細胞につき1日あたり、最少で、50,000回は損傷が起こるのですね」と町会長。
「おっしゃる通りです。」
「DNAポリメラーゼによるDNA複製ミスと紫外線などで損傷が起こるのですね」と町会長。
「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『DNA修復』には、紫外線のような環境由来のものだけでなく、正常な代謝に伴って副生する活性酸素がDNA損傷の原因となることが記載されています。」
「それでは、普通にしているだけで、体内に活性酸素が発生し、DNAに損傷をおこしてしまうのですか」と町会長。
「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『活性酸素』に、『活性酸素は1日に細胞あたり約10億個発生し、これに対して生体の活性酸素消去能力(抗酸化機能)が働くものの活性酸素は細胞内のDNAを損傷し、平常の生活でもDNA損傷の数は細胞あたり一日数万から数10万個になるがこのDNA損傷はすぐに修復される』という記載があります。」
「正常な代謝の過程でも、1細胞につき1日あたり、最少で、50,000回は損傷が起こる原因は、体内で発生する活性酸素が原因ということですか」と町会長。
「そういう計算になりますね。」
「しかし、『このDNA損傷はすぐに修復される』のですね」と町会長。
「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『DNA修復』に、『生物細胞にはDNA修復を行う機構が備わっており、これらをDNA修復機構、あるいはDNA修復系と呼ぶ』という説明があります。」
2021/2/25
<氷期はラニーニャとともに到来する8>
『前回の間氷期で最も大気の温度が高かったのはおおよそ12万5千年前』なので、約10万年のミランコビッチ・サイクルによれば、日射量の低下は既に起こっていることになる。温暖化が進んでいるように感じている人が多いが、実際は、寒冷化が進んでいる可能性が高い。
寒冷化が進んでいるにもかかわらず、温暖化が進んでいるように感じている人が多い原因は、太陽から放射される熱の多くは、地球表面の7割を占める海洋の表層に蓄えられていて、海洋の表層の温度が気候に支配的な影響を与えるためだ。海洋は大陸より広いだけでなく、比熱が高いため、圧倒的な熱量が蓄えられている。<続く>
2024/2/14
